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2020年10月21日 (水)

道歌6塚原卜伝百首6の82もののふの雪にやけたる

道歌
6、塚原卜伝百首
6の82もののふの雪にやけたる

もののふの雪にやけたる手足おば
       酒温めて洗うとぞよし

 武士が雪焼けに手足がなってしまった時は、酒を温めて洗うのがよい。

 日焼け雪焼けは紫外線による火傷と同じと云われます。まずしっかり冷やし、ワセリンなどを塗って保湿し、ビタミンCや亜鉛のたっぷり含まれているものを食べる。こんな風にして来たような気がします。
 現代では日焼け止めのクリームや日焼けした時の塗り薬も有るのでそれで対処し、ひどい時は医者に行く。皮膚もほてって痛い水膨れなども出来たり、おさまって来れば日焼けで真っ黒、秋になってシミ、ソバカスが気になります。

 卜伝百首は雪目にやられた治療法は特に無いのですが、当時はサングラスなど無いので、雪野原での行進は、兜のひさしを目深にかぶるとか、手ぬぐいで光の侵入を少なくするとか眼を保護しておかないと、雪目もあったかもしれません。上杉謙信の出陣は雪の消える頃に関東に出て来り、雪の降る前に引き上げたりしていた様に、何かで読んだと記憶しています。
 遮光器具などアイヌのようなものを手作りしていたかもしれませんが、資料不足で解りません。

 雪焼けに「酒温めて洗うとぞよし」と云うのは医学的根拠から見ても充分効果のある治療法です。酒と云えばアルコールばかり思い描きますが、日本酒にはアミノ酸が数種類含まれています。
 雪焼けも日焼け同様まず「冷やせ」ですが、「酒温めて」は寒い中で冷たい水では飛び上がってしまいそうです。人膚程度に温めて塗れば良いのです。
 アミノ酸はコラーゲン等の膚を構成するたんぱく質の原料です。その上肌の角質層に含まれる天然保湿因子の主成分セリンはアミノ酸の一種です。
 

 

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