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2020年10月 5日 (月)

道歌6塚原卜伝百首6の66もののふは力遊びを

道歌
6、塚原卜伝百首
6の66もののふは力遊びを

もののふは力遊びを常にせよ
      さらずば筋の伸びたわむべし


 武士は力を付ける遊びを常に行いなさい、そうしないと筋肉が伸びてゆるんでしまう。

 兵法を物にするには、武士たるもの野山を駈け廻り、水遊びをし、更に力遊びをやりなさい、其の上で兵法の業の稽古をするもので、基礎体力が無い者が道場で形の稽古して居ても体操にしかならないぞ、と云われている様です。
 
 若い頃は、入試だ、良い企業へ、良い実績をとひたすら歩いてきたので、スポーツもゴルフぐらいしかして来なかった人が定年と同時に武術を志して入門して来ます。
 古武術の形は強い早いを基本として成り立って居ませんから、その様な方にはもってこいの老人体操です。形の順番を覚え、其の業の何たるかを、頭で覚えますから、知ると出来る様な錯覚に陥ります。
 ところが「かたち」は出来ても技が決まらない。何故かと云えば、自分の持てる力を最大に引き出すことをした事が無いのですから、締め緩めの幅が小さくて、木刀を握った時に既に力が入ってしまい、相手の方が早く強ければ跳ね返されてしまう。その上、何時もリラックスしていただけですから、瞬時に緊張する事が出来ない。
 小手先のパワーより体全体から引き出すパワーの方が遥かに優るのに、いざ打込む時に体の中心軸の丹田からほとばしるパワーが、一番遠い小手先に移動してしまい、力もスピードも劣る事になる、更に小手先の芸をしてしまうので、切先にパワーが乗らずに、目標に当てた瞬間に抜けてしまう、そんな感じがします。

 
 

 

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