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2020年11月23日 (月)

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月之抄を読む
11、習之目録之事
11の1目付三之事 二星・嶺谷・遠山

11の1の2嶺谷之目付之事

11の1の2嶺谷之目付之事
老父云、右之うでのかゝみを嶺と云、左を谷と云。此のへちゞめに心を付、我太刀先を其方へむくれは、地太刀にならぬ心持也。二星より嶺谷まての間のうこきを根本の目付と定るなり。
亡父の目録には嶺(身のかゝり右のひじ)、谷(身のかゝり足踏み左のひじ)、此の如く書せるもあり。又云嶺谷付り相太刀にならざる事とばかり書す目録あり。
老父の目録に嶺谷おなしく、片手太刀何も、地太刀にならざる目付也と書もあり。

 嶺谷之目付之事
 老父云、右の腕のかがみを嶺と云、左を谷と云う。この「のびちゞみ」に心を付けて、我が太刀先を其の方へ向ければ、地太刀になる事は無い心持ちである。
 二星より嶺谷までの間(拳から肘のかゞみの間)の動きを、根本の目付と定めるのである。
 亡父の目録には嶺は身の掛り右の肘、谷は身の掛り足踏み共に左、の肘。此の如く書してあるものもある。又、云う、嶺谷付けたり相太刀にならざる事とばかり書す目録がある。
 亡父の目録に嶺谷の目付で前項の二星の目付と同じ様に、片手太刀の何れも、地太刀に成らざる目付であると書くもあり

 両拳から両肘の間の変化に目を付けて、その動きを根本の目付と父宗矩は定めている。我が太刀の切先を相手の肘に付ければ、相手の片手太刀に応ずるにも、「地太刀」にもならない。地太刀の意味は切先が地面に向いた状況をさすと思われますが、用語の説明は見当たりません。
 十兵衛の拙聞集の「嶺谷の目付の事」に依れば「両の肘のかゞみを嶺谷と申し候。上段に構へ居るものに用いる習いにて候。屈みたる時は、伸びぬ内、伸びたる時は屈まぬ内に打てと申す事にて候。上段の者は二星(拳)見へぬにより嶺谷を用申し候。委細は奥有。」

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