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2021年1月10日 (日)

月之抄を読む11、習之目録之事11の49早味を越す心持之事

月之抄を読む
11、習之目録之事
11の49早味を越す心持之事

11の49早味を越す心持之事
父云、両三寸なり、内外早き処、一寸二寸なり。越し、外し、此の所に心を◯付る也。
亡父の録に、我初一念を早く越す也と書有。

 この項目は、そのまま読んで見ても、意味が読み取れません。何処かにこの項に相当する、目録の口伝の覚書が残されているかもしれません。

「早味」とは、敵の素早い打込みを越して打込む心持ち、とでも解釈しておきます。
父云、目付は両三寸、二星、柄を握った敵の拳の動きを見て、早い動きは一二寸に過ぎない、越すなり外すなりは、此処に心を付けて見るのである。
 亡父の録に、と有りますが新陰流截相口伝書亊、没茲味手段口伝書の目録からは読み取れませんが、早味を越す心持ちは「我、ここぞと思った一念を貫いて打込み越す事」と書いてある、と云うのでしょう。

 この「早味を越す心持之事」は、月之抄の水月の習いを述べて来た一連の項目の中に書かれています。随って、「早味を越す」は水月を素早く越して来る敵、或いは、越そうとする、外そうとする時の心持を読んでいると見てもいいかもしれません。読み解くポイントは「両三寸なり」でしょう。
 三寸は切先三寸、両の拳の事などですが、拳は二星とも云います。此処では拳として読んで見ました。

 

 

 

 

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