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2021年1月16日 (土)

月之抄を読む11、習之目録之事11の55身位神妙剣取る心持之事

月之抄を読む
11、習之目録之事
11の55身位神妙剣取る心持之事

11の55身位神妙剣取る心持之事
老父云、目録に理なし
亡父の目録にも理なし
云、神妙剣を身位にて取る心持、上中下三段、向き開き一重の位の心持ち替えるべからず。先祖三代この形の目録とも数多多し。其の人々により色々に目録替り之あり。心得べきものか。

 神妙剣とは中墨、太刀の納まる所、臍の周り五寸四方なり。と前項で解説されています。その神妙剣の基づく身位の取り様は、上中下段、体の向きが正面(正体)、開き(半身)、一重の位(一重身)であっても、神妙剣の位置は変わらないと云うのでしょう。先祖三代(上泉伊勢守・石舟斎・宗矩)この事を指す目録は数多多し。其の人々に依る身位は夫々で色々替る目録がある。理は述べられていないが心得て置くべきものか。

 最後は「か」の疑問符で終わっています。三代の「神妙剣を身位に取る心持」の違いが、読めていませんので個々に読み解く方法がありませんが、「身懸五箇之大事」から神妙剣との関係は想像できそうです。
 神妙剣の心得は他流の場合も、是を抜きにしては無さそうです。
 無双直伝英信流居合の場合も、青眼に構えたり、真向斬り下しの際、柄頭は臍の位置より一拳半の位置にあり、如何なる構え、切り込みでもその座を忘れる事はありません。人の体の中心点ともなる位置であると考えれば納得できる事かも知れません。

 

 

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