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2021年1月14日 (木)

月之抄を読む11、習之目録之事11の53水の無法と云心持之事付り月に兵法無しと云事

月之抄を読む
11、習之目録之事
11の53水の無法と云心持之事付り月に兵法無しと云事

11の53水の法無しと云心持之事付り月に兵法無しと云事
父云、水月に兵法無と云う心なり。月の写るが兵法也。月は勝つ也と云うも、写してよりは勝ちの備わりたる心持也。水に入り入らぬぞなどと云う処に構えは無き也。
引歌に
浮き草を払いて見れば底の月 
       寔(ここ、まこと)に有とは誰か知るらん

 父云、水月(間合い、間積り)には兵法は無いと云う心持なのである。月の写る(敵の心が、我が心に写る)の兵法である。敵の心が我が心に写って「月は勝つ也」と云うのも、写す事によって勝ちが我に備わる心持ちである。水に月が入るの入らないなどと云う処に、何の構えも無いのである。
 引歌に 池の表面を覆う萍(うきくさ)を払って見れば、池の底に月が写っている、本当にあったとは誰が知っていよう。この様にして勝とう、負けてはいられないなどと、心に己の思いばかり募らせていたのでは、何も見えて来ないものです。浮草を払うとは無心となればおのずと敵の心が我心に写るものだ、と歌っています。
  

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