文化・芸術

2013年8月23日 (金)

仙厓の双鶴図

仙厓の絵は上手いのか下手なのかと言えば下手の部類かもしれません。

随分前のこと、出光美術館で仙厓の絵を見ていました。
禅僧なのにユーモアたっぷりな絵とその賛に思わずふき出してしまいます。

カブの絵を描いてそこに「かぶ菜と座禅坊主はすわるをよしとす」

ガマ蛙を描いて「座禅して人が仏になるならば」

花見に「楽しみは花の下より鼻の下 花見のてい」

達磨の絵を描いて「九年壁面いやなこと」

双鶴図「鶴は千年 亀は万年 我は天年」

その仙厓の作品を生涯集めていたのは、出光興産の出光佐三創始者でした。
双鶴図は若い頃に気に入って手に入れたもので、苦しい時期に手放してしまい晩年になって再び手にしたものだそうです。
二羽の鶴が描かれ「我は天年」とは、人は天の与えたもう寿命の限り生き抜くことでしょう。

このところ、古伝神傳流秘書に没頭していながらも、読書を離れられずにいます。
ある人から「これをどうぞ」とハード表紙の上下二巻の本を持たされて、信州の山奥にもぐりこんでいました。

あの「永遠の0」を書いた百田尚樹の「海賊とよばれた男」でした。

出光興産の創始者出光佐三(明治18年1885年生まれ、昭和56年1981年95歳で死去)の生涯を描いたものです。
主人公は国岡鐡造、国岡商店の創業から「人間尊重」を貫き通した男の一生に、近代日本の事が手に取るように解かり、一気に読み上げてしまいました。

「たとえ九十九人の馬鹿がいても、正義を貫く男がひとりいれば、けっして間違った世の中にはならない。そういう男がひとりもいなくなったときこそ、日本は終わる」

石油業界から総すかんを受けながら、社員を苦しい時も首にせず、家族のように思い、世のため人のために信念を貫き通す熱血の石油に生きた創業者の物語です。
本来の意味も解からずに、楽しければ良いだけ、居場所があるだけの「和」を口にする者の多いこの頃、久々に爽快な気分になって山を降りてきました。

連日の30度を越す暑さは、体を冷やして頭を暑くした為、PCまで悲鳴を上げています。

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2008年10月 9日 (木)

薪能

誘われて鎌倉薪能を観賞に行って来ました。

400年前にタイムスリップしたようで狂言はともかく能の日本語がわかりません。

演じ物の前知識の無い私では、書道展での読めない漢字、仮名を観ているような

気分です。

でも全く違うのは!

それはそれは眠くなるものですね、あの波長は私を癒してくれます。

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