稽古の日々

2017年5月10日 (水)

第六回古伝研究の集い

土佐の居合 古伝神傳流秘書による古伝研究の集い

 

第六回古伝研究の集い

 

 古伝神傳流秘書を曽田虎彦先生の書き写された直筆本から読み解いて同じ思いの仲間を募って、その古伝研究をやってまいりました。

 今回は第六回目の御案内をいたします。

 

内容:古伝神傳流秘書による詰合・大剣取

    古伝英信流目録による小太刀之位

 

 講義とか実演では無く、参加していただき木刀及び小木刀を持って古伝の解釈及び形の稽古をご一緒にさせていただきます。
 異なる伝承の方々と一つの教本から古伝研究を実施する中で、「私はこの『古伝』はこう解釈する」と自由な考え方から幾つもの疑問を解きほぐして見たいと思います。

 ご参加いただいた方が、師匠であるとご認識いただければ幸いです。

 ミツヒラブログの御愛読者に限らせていただきます。

 

1、期日:平成29年6月25日(日) 

 

2、時間:12時00分~15時00分まで

 

3、場所:神奈川県茅ケ崎市総合体育館 オーケストラ室

   (使用会名:(無双直伝流)古伝研究会)*古伝神傳流秘書には無雙神傳英信流居合兵法と有りますが仮称です

 

4、住所:253-0041神奈川県茅ケ崎市茅ヶ崎1-9-63

TEL:0467-82-7175

 

5、アクセス:東海道線茅ヶ崎駅北口下車徒歩8分(駐車場あり)

 

6、費用:会場費割勘のみ(500円以内)

 

7、参加の御連絡はこのブログへコメントしていただくか直接ご来場ください。

8、御案内責任者 ミツヒラ

 

| | コメント (0)

2017年4月20日 (木)

第五回古伝研究の集いを終えてその7

第五回古伝研究の集いを終えてその7

 この第五回古伝研究会は、稽古を終えての覚書がその1~その7に及ぶ長編になってしまいました。感想だけを楽しそうに書くだけならば数行で終わるのですが、古伝の研究が深まり詰合之位を良く稽古する人が増えれば、その蘊蓄は次々に新しい思い付きが吹き出て来るものです。

 それらは、それぞれが、今の実力でしっかり受け留帰ってから振り返りをする事で完成していくでしょう。気になるのは古伝の神傳流秘書の「詰合」を研究するのですが、ともすると参考にする 、明治以降に表された曽田先生の業附口伝の「詰合之位」と混同してしまう事や、現在師匠から習った事、あるいは大家の解説書から出てこれない居附きの姿勢です。

 仕組の業数は大凡、七本~十本ぐらいですがそれぞれの業が独立して完結していると思うのではなく、全業通しで語りかけて来る様に組み立てられているのが古伝神傳流秘書の特徴の一つです。

 習うには、個々の業の基本を学ぶけれど、奥義に至るには通して学び身に付ける様に工夫されています。従って事前準備も「詰合」ならば全業十本をよく読んで置く心掛けも必要です。

 今回は、「詰合」の五本目鱗形を振り返ります。

古伝神傳流秘書「詰合」五本目鱗形
「如前抜合せ相手打込むを八重垣の如く切先に手を添え請留直に敵の太刀を摺落し胸をさす也」

明治以降の曽田先生の業附口伝「詰合之位」五本目鱗形
「坐り方同前左足を一足引き抜合せ 其時敵すぐに我面へ上より打つ也 我もすぐに太刀の切尖へ左の手を添へて十文字に請て左の足を踏み込み摺込み勝也 刀を合せ血振ひ納刀」

 「詰合」一本目の仕太刀、打太刀が入れ替わっています。受け太刀の方法については学んできました。額前頭上で敵太刀を請けて刀諸共両断されては困ります。請けるや摺落して勝を制する事を学ぶものです。

 演武を見て居ますと仕がしっかり額前頭上で十文字請けして、打も打ち込んで拮抗しています。申し合わせですから打は仕が術を出すまで待っています。

 古伝の文章には「請留直に敵の太刀を摺落し胸をさす」とあって「がちんと受け留め、よいしょと摺り落せ」とは書いてありません。

 然し、業附口伝は「十文字に請て左の足を踏み込み摺込み勝」となっています。現代の詰合之位は、足を踏み替えて、若しくは足を踏み替えながら摺落せと言うのです。
 古伝は、違います。これは「十文字に請けた当り拍子に摺落し打の胸に詰めろ」と解するものでしょう。

 やって見ます。
「前の如く抜き合わせ、相手、上段に振り冠りつつ左足膝を右足踵に引き付け打ち込まんとするを、我右足を引くや、切先に左手を添えて額前頭上にて敵太刀を十文字請けする当り拍子に体を左入身となし切先を敵の眉間に付けると同時に摺落し詰める」

 よいしょとばかりに押落すのとは違います。当り拍子に瞬時に落としてしまいます。

 左右何れにても出来るのですが、右足前の場合は右手を切先に添える必要があるので少々修練が必要です。古伝は坐して十文字に請けろとも立って請けろともいっていません。立った方が多少容易です。
 此の十文字請けを理解出来れば一本目の打太刀の十文字請けも、左手を切先に添えて請ける様にしておくのが良いでしょう。柄を左に両手で持ち切先を右に受け太刀とする教えが横行していますが、請け太刀を嫌う場合を研究しておくべきでしょう。

 第五回の研究会はここまでです。以降は次回の「第六回古伝研究の集い」に譲ります。

 

| | コメント (0)

2017年4月19日 (水)

第五回古伝研究の集いを終えてその6

第五回古伝研究の集いを終えてしその6
 
 古伝神傳流秘書の詰合四本目八重垣
「如前抜合たる時相手打込むを我切先に手を懸けて請又敵左より八相に打を切先を上にして留又上より打を請け相手打たむと冠るを直に切先を敵の面へ突詰める」
 
 明治以降の曽田先生の業附口伝詰合之位四本目八重垣
「是も同じく詰合て坐し前の如く左足一足引てさかさまに抜合也 敵其侭我面を打てくるを我又太刀の切尖へ左手を添へて面を請くる也 夫より立て敵敵すぐに我右脇を打つを我其侭刀を右脇にさかさまに取りて此の時右足を一足引き請け留る也 敵又立ちて左の脇を打ち来るを我又左足を一足引きて左脇を刀を直にして請け止むる也 敵又上段より面へ打ち来るを我又右足を引きて上を請て敵かむる処を我右足より附込み勝也 刀を合せ原位置に帰り血振納刀」
 古伝は相手の膝への抜き打ちを請け留めるが、即座に真向に打ち込まれるので柄を右に左手を切先に添えて顔前頭上で十文字に請ける。
 敵すかさず我が左脇より八相に打ち込んで来るのを切先を上にして受け留める、この受け留方は左手は其侭にして右柄手を左脇に引き下ろし切先を上にして刃で請け留る。
 曽田先生の場合は、「・・・夫より立て敵すぐに我右脇を打つを我其侭刀を右脇にさかさまに取りて此の時右足を一足引き請け留る也・・」、相手の打ち込みに我が右脇が追加されています。
 この請け止め方は、頭上で切先を左に十文字受けした左手を右柄手を其の位置に軸として斜め右下に引き下ろし請け留めるのです。
 右手を引き下ろし左手を右に移動して切先を上にして受ける事も可能なのですが、此処では切先を下にしています。
 さらに相手が我が左脇を打って来るので、今度は右手を左脇下に移動し、左手を左肩上方に移動させて切先上がりで請け留めるのです。
 切先下がりの侭右から左へ平行移動する事も可能です。
 曽田先生の詰合之位では左右の脇での請ける方法はこの様に幾つも可能ですが、何故あえて指定しているのでしょう。
 古伝は左脇への打ち込まれるだけですから、切先上がりだけの指定です、これも何故でしょう。
 頭上での十文字受けも、脇腹の受けも、受け太刀のかたちをしっかり取って防禦をせよと言うのでしょう。
 責められて受け太刀だけではいずれ負けとなります、機をとらえて攻撃に転じよという教えでしょう。
 従ってここは打太刀の前に出る攻撃が続き、再び真向に打ち込まれた、打太刀の次の動作が、その場で振り冠ったか、右足を引いて振り冠ったかによる変化を捉えて攻撃に転じています。
 打太刀は、無造作にずんずん攻め立てれば、間近くなって手詰まりになります。その機を捉えるのも一つでしょう。仕太刀に心得あれば、反撃可能な間合いを常に維持しながら受け太刀となるでしょう。
 左右脇での受け太刀の切先下がりや切先上がりはここでは何れでも良い処でしょう。受け太刀にならず当り拍子で反撃するには機を捉える以外にない筈です。
 切先下がりでも、上がりでも、請けるや相手が上段に振り被るので素早く額前で太刀を水平に戻すことの方が重要でしょう。真向でも左右何れでも応じられる態勢です。
 
 この八重垣は幾つも考えさせられる技です。まず詰合の八重垣でも、詰合之位の八重垣でも自論や師の教えがどうであろうとも文字に表された通りに稽古して、その心持ちに親しく味わってみるべきでしょう。
 多少できる様になると、ともすると自論優先の早とちりに陥るものです。
 古伝は打太刀に立って攻め込めとも、其の場で攻め立てろとも、下がってとも、何も指定していません。古伝はおおらかです。それだけ安易な決め事をして居付くなと云っている筈です。
 参考に三谷先生の詰合之位は恐らく政岡先生譲りと思うのですが、右脇の受けは切先上がり、左脇は切先下がりです。
 なお、頭上での受け太刀は、政岡先生の「仕の左手を物打の峯に添えるには四指を揃えてのばし拇指と人差指の基部に峯を当て掌を前に向け五指は充分のばせて刀の安定を計ること」を採用され、拇指は刀の前に出し、四指が内側にあります。
 
 
 

| | コメント (0)

2017年4月18日 (火)

第五回古伝研究の集いを終えてその5

第五回古伝研究会を終えてその5
 
 古伝神傳流秘書の詰合三本目の岩浪は、二本目の拳取のように今度は「・・相手より拳を取りたる時」で、拳を取られ制せられそうになった時の攻防です。
 「我よりも前の如く取り我が太刀を放し右の手にて敵のひじのかゞみを取り左脇へ引きたおす」
 相手の拳を同様に取るや拳を取られている右手の太刀を放して、右手を相手から振りもいで自由にし、相手の肘のかゞみに右手を懸けて引き倒すのです。
 
 明治以降の曽田先生の業附口伝も同様業名は「岩浪」です。業名の違いは三谷先生の詳解居合では「波返」、大田先生の土佐英信流は「岩浪」、政岡先生の地之巻は文字違いの「岩波」。
 
 業の部分を敢えて言えば古伝の詰合は「相手より拳を取り・・」ですが、「我が右の手首を左の手にてとる・・」ところでしょう。
 現代の詰合之位では動作は同じですが、この右拳(右手首)を取る時「逆に取る」と付け加えられています。小手を返す様に取るとでも言うのでしょう。
 
 太刀を放すのは、柄の握りを放せば容易ですが、相手に握られた手首を自由にするには柄を放すと同時に拳を後方に引いてやれば簡単に外せます。
 相手を引き倒すには、逆手に取った手首を上に上げる様にして、相手の肘に右手を上から押える様にして掛け右足を踏込み左足を引いて引き倒す。
 また相手の右手首を逆手に返して、我が右手を相手の右ひじの下から差し込み腕を締める様にして右足を踏込み左足を引いて引き倒す。
 
 此処は相手を仰向けに引き倒す方が見栄えが良いでしょうが、俯けに引き倒すも状況次第でしょう。
 
 引き倒した後の始末は古伝にはありませんが、演武では拳で引き倒した相手の顔面でも水月でも短刀を抜いて突くのも古伝ならでわのものです。
 引き倒した相手を引き起こし元の位置に戻る動作は演武のための動作に過ぎずとやかく言わず静かに残心を意識して演ずるものでしょう。
 この岩浪は詰合の業のうち唯一引き倒しのある技です。
 一本目発早で出遅れを取り戻し相手の抜打ちを受け留め、真向打ちで勝負を付ける。
 二本目拳取で引かんとする相手を逃がさずに付け入って制する。
 三本目の岩浪で相手の抜き付けを請けとめたが相手が即座に付け入って我が拳を制しに来るのを逆に攻め引き倒す。
 此処まで稽古する事から一本目の業の有り様を理解させたのでしょう。二本目も三本目も業技法はいかにもですが、この名人であるより一本目の達人でありたいものです。
 どの仕組みでも一本目にその流の極意が秘められていると思えるのです。
 更に一本目の発早を逆に打太刀に攻め込まれた時の対処が八重垣であり、鱗形と考えられます。
 
 
 

| | コメント (0)

2017年4月17日 (月)

第五回古伝研究の集いを終えてその4

第五回古伝研究の集いを終えてその4
 
 第五回古伝研究の集い終えて、その1、その2、その3と続けてきました。
 
 その1は、古伝神傳流秘書の「詰合」と明治以降の曽田虎彦先生に依る「詰合之位」との違いを明らかにしてきました。
 「詰合之位」も古伝かも知れませんが、土佐に持ちこまれた当初の「詰合」とは似て非なるものと云うのは言い過ぎかもしれませんが、違う事を示し古伝研究の集いはあくまでも「詰合」を学ぶ事に拘りました。
 
 その2は、その違いを古伝神傳流秘書「詰合」一本目発早と、明治以降の曽田先生に依る業附口伝にある「詰合之位」一本目八相を比較して武術の形と武的演舞の形の違いを学んでみました。
 同時に、明治以降の先生方の解説書だけに頼れない事も学びました。
 
 その3は、一つの業の要求からいくつもの技法がある事を学び、問題点を洗い出してみました。それが受け太刀の左手の添え方でした。
 その4は、古伝の要求する事を、いたずらに師伝に固執したり、大家の書籍だけで判断したり、個人的に身に付けた武術の力量だけで判断すべきではない事を学んでみました。
 此の事は、その業を認識したその人の武的力量によって大きく差が出るはずです。
 
 先ず、古伝神傳流秘書の「詰合」を原文のまま読み込んで、書かれている要求事項を最も適切と思える方法で演じてみる事です。
 書かれている通り、否定せずに繰返し修錬しているうちにその事の真髄が見えて来るものです
 その一つが、真向に打ち込まれた場合の受け太刀の有り様で、左手の太刀への添え様で学んでみました。
 
 今回は、「詰合」の二本目拳取を考えてみます。
 古伝神傳流秘書の詰合二本目拳取
「如前楽々足を引抜合我左の手にて相手の右の拳を取り刺す」
 
 是だけしか書かれていないのです。抜き合わせる動作は確認済みです。敵の膝への抜き付けを虎一足の如く受け留め、相手の太刀を持つ右拳を取り制して、刺突する。と言うのです。
 相手の右拳をどの様に制するのでしょう。
古伝の太刀打之事の拳取を学んで、更に参考に明治以降に書かれた曽田先生の業附口伝から太刀打之位二本目の附込、詰合之位二本目拳取の両方を参考にして見ます。
*古伝太刀打之事附込
「・・抜合せ相手後へ引かむとするを附け入り左の手にて拳を取る 右の足なれ共拳を取る時は左の足也」
 
*太刀打之位の附込
「・・逆さまに抜き合わせ敵の引かんとする処を我が左の足を一足附込左の手にて敵の右の手首を取る此の時は左下にきて敵の体勢を崩す心持にてなすべし・・」
 
*詰合之位の拳取
「・・さかさまに抜合わすこと前同様也 我其侭左の足を踏み込み敵の右手首(拳ならん 曽田メモ)を左手にて押へる也・・」
 
*政岡先生の地之巻の詰合之位二本目拳取は、手附は古伝の文言に従っていますが、動作は
曽田先生の業附口伝の様です。
「・・打引かんとす 仕左足を打の右足の外側へふみ込み左手で右手首をとって左下に引く、同時に右手を腰に当て剣尖を喉につける」
 
*三谷義里先生の詳解居合の詰合之位(形)の拳取の動作は政岡先生と同じですが、「・・左手で打の右手首を逆にとって左下に引く・・」
 
*太田次吉先生の土佐英信流の詰合之位の拳取は立位から右膝を折り敷いて床に付け「・・仕は打の右外側に左足を踏込み右手首を握り左膝を着いて打を引き付け胸部を突く・・」ですが写真は右膝を床に着いている様です。
古伝は抜き合わせて敵拳を制するのも同じですが、拳の取り方を特定する事も、立っていても、膝を着いても良いのでしょう。
 此処でのポイントは、抜き合わせるや敵にしっかり附け入って、左手で敵の刀を持つ右手を逆手に取って前下に引き落し、その際左膝を床に付けて折敷、敵体を崩し堅めて刺突する事を選んでみました。各々の先生方の思いはそれなりに入ったと思います。
 何故前下に膝を着いて引き落し堅めたかは、非力な女性や老人でも充分応じられる体制である事が大事と見たからです。
 いたずらに剛力を持って制して見ても術とは言えないでしょう。より安易な方法があるのに工夫をしないのでは稽古とは云えそうにありません。
 
 
 

| | コメント (0)

2017年4月16日 (日)

.第五回古伝研究の集いを終えてその3

第五回古伝研究会を終えてその3
 
 古伝神傳流秘書の詰合を研究しますと、フリーな意見が飛び出してきます。
 まず前回の一本目発早で仕太刀は打太刀の膝への抜き付けを受け留ました。このままでは拮抗して双方身動きが取れません。
 古伝の要求は「・・虎一足の如く抜て留め打太刀請る上へ取り打込ミ勝也」で仕は打の真向に打ち下ろし、打はそれを受け太刀となって請ける事です。
 
 ・拮抗している処を、仕は打の太刀を、摺上げて上段に振り被るように意見を出す人もいます。
 ・打は受け止められるや、即座に左足を少し引いて、拮抗を破り上段に振り被ろうする、その機に乗じて仕は振り冠るも有ります。
 ・拮抗したまま仕は附け入って振り冠るも有ります。
 ・仕が上段に振り冠らんと拮抗を破るや、打は突きに行けばいい、と要求外の意見も有ります。
 
 状況次第で変化は如何様にもあるものです、然し手附の要求事項は守らねば詰合の発早ではなくなってしまいます。
 
 詰合の二本目は拳取、三本目は岩浪、四本目は八重垣、五本目は鱗形ですが、この五本目まで一本目の発早の抜き付けが初動になっています。
 その上四本目・五本目は打に攻められ仕は頭上で十文字請けするように要求されています。
 此の事は、詰合は打に抜き付けられた場合の仕の応じ方の変化を示してくれているのです。
 そして、十文字請けによる居着く事を避けよと教えてくれているとも取れます。
 にもかかわらず、十文字請けの方法に拘って、受け太刀として最も斬撃に耐えられる手の裡に拘る人もいます。
 受け太刀は攻め太刀となっていなければならないのです。
 頭上での十文字請けは一本目は指定されていませんが、四本目八重垣では「如前抜合たる時相手打込を我切先二手を懸けて請・・」と指定し五本目も同様です。
 この切先に手を懸けて十文字請けする方法は一本目にも応用できるのです。
 十文字請けするや攻撃に転ずる事を五本目の鱗形が示しています、「切先に手を添へ請留直に敵の太刀を摺落し胸をさす也」となります。
 其の為には、切先に添える手の内は請けても十分であり、攻撃にも容易に応じられる手懸かりであるべきでしょう。
 現在みられる手懸かりは、左手親指を我が方にして拇指と食指の股に刀の棟を乗せる様に添えて四指は敵方を向けています。これでは上段からの斬撃に耐え切れません。
 
 左手拇指を我が方にして拇指と食指の股に刀の棟を乗せ小指邱に棟をあてがう様に掌を上にし切先に添えるのが最も斬撃に耐え、摺落す動作に支障のない方法です。
 
 拇指を敵方に向けて刀の外に出し、拇指と食指との股に棟を乗せて掌を敵方に向ける方法も考えられます。
 これは斬撃力を掌に受けるので受け太刀としては良い方法です。
 残念ながら、敵太刀を摺り落とし刺突するには刃を下に向ける際、拇指を切る可能性もあります。
 欠点を補う修練を要求されますが其れだけの価値も有りそうです。
 
 
 
 
 
 
 

| | コメント (0)

2017年4月15日 (土)

第五回古伝研究の集いを終えてその2

第五回古伝研究の集いを終えてその2

 古伝神傳流秘書の「詰合」の一本目は発早です。明治以降の「詰合之位」の一本目は八相で呼び名は同じで文字違いです。

 この文字違いは、どう考えても古伝の「発早」に業呼称のもつ意味が有りそうです。詰合之位の八相は古伝を知らないへぼが見よう見まねで覚えた業に、呼び名が「はっそう」なので手近にある「八相」の文字を送ったのでしょう。

 古伝神傳流秘書詰合一本目発早
 「楽々居合膝に座したる時相手左の足を引下へ抜付るを我も左の足を引て虎の一足の如く抜て留め打太刀請る上へ取り打込み勝也」

 古伝は、相打ちではありません。敵に抜き付けられ請け止めています。
相手請け止められて上段に冠らんとする処、我は左足膝を右足に引き付け敵の真向に打ち下す、敵頭上にて物打ち下に左手を添えて十文字に之を請ける、仕太刀は刀諸共斬り下ろして勝。

 この技は素早い動作を仕太刀に要求しています。敵に先を越されても負けない勝ち口を「発早」として「素早く発っしなさい」と云って居る様に聞こえます。

 曽田先生の実兄が指導を受けた第16代五藤孫兵衛正亮・谷村樵夫自庸の口伝が曽田先生の業附口伝として残されています。

明治以降の業附口伝 詰合之位
「一本目八相(口伝に発早とあり)
是は互に鞘に納めて詰合て相向い右膝立て座る也互に左足を一足引きて倒様に抜合する也(互に右脛へ抜付ける)
其儘ひざを突き仕太刀はかむりて面へ打込也此の時打太刀は十文字に頭上にて請け止むる也
互に合せ血振い足を引き納刀」

 これでは、先ず双方刀を抜き付け相打ちです。その上、仕太刀が真向に打ち込むのを充分間を持って十文字請けしています。「かたち」は詰合も詰合之位も素人では見分けは付かないかもしれません。然し全く別物でしょう、この判別が出来るかできないかで演武と演舞の違いとなってしまうのです。

 この一本目の業では、敵は刀に手を懸け腰を上げつつ刀を抜きかけてきます。
 我は一瞬遅れて刀に手を懸け腰を上げつつ切先まで抜出し、敵が抜き付けて来る部位を右膝に誘います。この誘いなど無いと言う人もいるかもしれませんが、後の先の鉄則は誘いです。
 無謀な動作を要求するならば抜き付けんとする敵の柄口六寸に抜き付けて、うまくいけばこの業は終了です。

 英信流居合之事の虎一足の様に「左足を引き刀を逆に抜て留」たならば、即座に左膝を右足に引き付け敵を圧する様に上段に振り冠って真向に打ち下す。
 古伝は立ったままでも折り敷いても良さそうです。此処は虎一足の真向打ち下しに習った方が良いでしょう。立ったままでは敵の反撃を許してしまう事も出来てしまいます。
 此処では敵が受け留められて態勢を変えようと下がろうとする場合も、剣先を上げて上段に振り冠ろうとする事も有り得るでしょう。
 我は素早く詰め入って上段に振冠って敵が受け太刀の態勢になれなければ両断してしまう気勢が必要です。
 打太刀は、反撃できないとならば、頭上で十文字請けするのがやっとの筈です。
 

 打太刀の十文字請けの方法を研究すべきところでしょう。左手の剣先への添え方一つで受け太刀のかたちは出来てしまいます。
 武術は受け太刀を嫌います。受け太刀にもかかわらず反撃できる手の内もある筈です。
 
 もし、仕太刀が申し合わせの演舞位の心構えならば、まず、打太刀は先んじて抜き付けたが受け止められた拍子に振り冠り真向に打ち込んでしまえばいいのです。それを仕太刀は制して勝、であればすごいことになります。
 仕太刀がへぼならば、受け太刀となった拍子に、打太刀は仕太刀の太刀を摺落して詰める事も学ぶべきでしょう。発早は其処まで要求していませんが。
 詰合は一本ずつの業の完成と、詰合全業を通す事に依って、武術を学ぶ様に組み立てられているフシがあります。標準の形を工夫出来たらそれをとことん完成させなくとも次の業でヒントをもらえそうです。

 この古伝研究は、古伝をよく読み、書かれている言葉を読み取って技につなげていきます。現代の動作と古伝の文言のギャップを認められる柔軟な包容力も必要です。師の教えは、こうだっただけでは参考に過ぎません。

 そして、それが現代と結び付けられればホットするのですが、どうもそうもいきそうにありません。しばらく古伝研究会は続きそうです。

 
 

 

 

| | コメント (0)

2017年4月14日 (金)

第五回古伝研究の集いを終えてその1

 第五回古伝研究の集いを終えて
 
 朝から、春の雨が降っています。
 
 雨脚も強くなって最短の道路が渋滞になりだしています。
 この雨では集まりが少なかろうと、今日は「詰合」の業技法を深く掘り下げてみようと思い、少しばかり遅れたドアを開けると、何時もの見慣れた顔が迎えてくれます。
 
 前回の研究会(2017年2月28日第四回古伝研究の集い)で土佐の居合の仕組(組太刀)「詰合」を研究して来ました。
 今回(2017年4月11日第五回古伝研究の集い)は「詰合」の業10本を、古伝の文言に従って考えられる動作を幾つか前回で稽古して見たので、最もわかりやすく、演じやすく、技の決まりも明解な動作を集まった方々と選択して見ようと云う事で集まりました。
 そして研究会による古伝神傳流秘書の「詰合」の基本的な動作を詰めておこうと思うわけです。
 師伝と称するものでも、個人的な研究による思い付きのものでも、過去の大家の教本にある真似でもなく、我々が古伝神傳流秘書を読み、やって見て、こうであろうと思われる「詰合」の創作です。
 「詰合之位」は習ったり見たりしていても、古伝神傳流秘書の「詰合」は見た事も無く、知らないし、習った事などある人は稀であろうと思います。
 最も古伝に近く信頼できる政岡先生の地之巻ですら古伝の「詰合」と「詰合之位」が混線しています。他の先生方のものは明治以降の「詰合之位」です。
 
 詰合は、前回も述べましたが、第17代大江正路先生が伝承をせずに置き捨てたのか、下村派の下村茂市師匠に習わなかったのか、習ったけれど中学生には無理として伝承しなかったのか、限られた道場で何を手附にしてか判りませんが細々と打たれるばかりです。
 其れも、古伝では無く曽田虎彦先生が実兄土居亀江が第16代五藤孫兵正亮から習ったものを、記録して業附口伝としてまとめた江戸末期から維新へ掛けて打たれたであろう「詰合之位11本」がほとんどです。
 
 古伝神傳流秘書では呼称は「詰合」であって「詰合之位」ではありません。
 業数も古伝は10本、明治以降のもので現在打たれているものは11本です。
 我々は、古伝神傳流秘書の「詰合」を研究する事が目的です。
 「詰合之位」も古伝の趣を残していますが、江戸末期にはどの流派でも陥った「形」が単なる「かたち」を演ずるものになって武的演舞に成り下がったものとは異なるものです。
 
 古伝の復元は現代人には出来ないとも云われます。
 明治以降の直線的動作で決まった箇所しか打突の優劣を判定しない竹刀剣道の教えと、其の教えに流されてしまった現代居合の体捌きが古伝の復元の困難な壁になるのです。
 
しかし、流派の伝承は現代風に変化したとしても初期の片鱗は何処かに残されているものなのです、ですからその動作は全て捨て去ることはできません。
 
 戦国時代から江戸時代前期の日本人の日常動作や、武術のあり方が理解でき、実施できない限り、元へ戻れないかもしれません。
 
 さらに命を懸けて白羽の下をかいくぐって来て、作られた形の神髄は、現代剣道の棒振り打突体操では計り知れないかも知れません。
 
私達は、あえて、それに刃向かってみたいのです。
 
 古流剣術の形を習い、順番通り演じるのですが、何かおかしい。それは、形の順番とかたちは間違いないのですが、少しも術が決まらないように、刀を操作する現代人の不器用がなせるものの様です。
 かたちばかりで実が無い。出来ているように見えても剛力で無理やり決めたつもりになって居付いてしまう。
 真剣を以って稽古すればさらにかたちまでも決まらなくなります。かたちはなんとか決まっても術が決まらないのです。武術とは術が決まって武術なのです。
 現代の大家と言われる先生方の教えや、技の決まった写真や、動画も難点が見えてしまい、参考程度を越えてくれないのです。
 
 
 

| | コメント (0)

2017年3月 4日 (土)

第五回古伝研究の集い

第五回古伝研究の集い

 土佐の居合の古伝神傳流秘書を曽田虎彦先生の書き写された直筆本から読み解いて同じ思いの仲間を募って、その古伝研究をやってまいりました。今回は第五回目の御案内をいたします。

 

土佐の居合 古伝神傳流秘書による古伝研究の集い

 

内容:古伝神傳流秘書による詰合・大剣取

    古伝英信流目録による小太刀之位

 

 講義とか実演では無く、参加していただき木刀及び小木刀を持って古伝の解釈及び形の稽古をご一緒にさせていただきます。
 異なる伝承の方々と一つの教本から古伝研究を実施する中で、「私はこの「古伝」はこう解釈する」と自由な考え方から幾つもの疑問を解きほぐして見たいと思います

 

 ご参加いただいた方が、師匠でもあるとご認識いただければ幸いです。

 

 ミツヒラブログの御愛読者に限らせていただきます。

 

1、期日:平成29年4月11日(火) 

 

2、時間:1500分~1800分まで

 

3、場所:神奈川県茅ケ崎市総合体育館

 オーケストラ室

   (使用会名:(無双直伝流)古伝研究会)*古伝神傳流秘書には無雙神傳英信流居合兵法と有りますが仮称です

 

4、住所:253-0041神奈川県茅ケ崎市茅ヶ崎1-9-63

TEL:0467-82-7175

 

5、アクセス:東海道線茅ヶ崎駅北口下車徒歩8分(駐車場あり)

 

6、費用:会場費割勘のみ(500円以内)

 

7、参加の御連絡はこのブログへコメントしていただくか直接ご来場ください。

 

8、御案内責任者 ミツヒラ

 

 

 

 

| | コメント (0)

2017年3月 1日 (水)

第四回古伝研究の集いを終えて

第四回古伝研究の集いを終えて

 今年の、違師伝交流稽古会の課題は古伝の「仕組」いわゆる「組太刀」の詰合です。現代では「詰合之位」と称されているものです。

 最近は、何処で習ったのかyou tubeや演武会などで拝見する事もあるのですが、戦前の演武の様子が見られるものは無いようです。

 詰合を打っているもので映像で普及しているのは、無双直伝英信流第21代福井宗家と吉村先生のビデオが最も古そうです。昭和58年1983年ころのものだろうと思います。この解説書は見当たりません。

 古伝神傳流秘書の詰合が公開されるまでは、曽田虎彦先生が竹村静夫先生と稽古して演じたという、第16代五藤孫兵衛正亮先生の教えを曽田虎彦先生の実兄土居亀江の口伝から田口先生の指導を受けて業附口伝として書き止められた詰合之位が普及して活字にもなり演武会の出し物にもなったと推察します。

 古伝神傳流秘書の詰合と曽田先生の業附口伝の詰合之位は概ね同じですがじっくり研究して見ると形の心持が古伝の方が武術を学ぶ上で奥深いものがある様に思えます。曽田先生の詰合之位には形は演じるものとしてあるような雰囲気を感じてしまいます。

 詳細は、ミツヒラブログの2017年2月6日~2月26日にわたり「古伝神傳流秘書を読み解く詰合」として発表してあります。

 古伝神傳流秘書の詰合と曽田先生の業附口伝詰合之位の一本目を読んで見ます。

古伝 神傳流秘書 詰合一本目「発早」
 楽々居合膝二坐したる時相手左の足を引下へ抜付るを我も左の足を引て虎の一足の如く抜て留め打太刀請る上へ取り打込ミ勝也

曽田先生の業附口伝 詰合之位一本目「八相」
 (口伝に発早トアリ)是ハ互二鞘二納メテ詰合テ相向ヒ二右膝立テ座ル也 互に左足ヲ一足引キ倒様二抜合スル也(互に右脛へ抜付ケル) 其侭ヒザヲツキ仕太刀ハカムリテ面ヘ打込也 此時打太刀ハ十文字二頭上ニテ請ケ止ムル也 互二合セ血振ヒ足ヲ引キ納刀

 この、違いが理解できない人は、英信流居合之事現在の英信流或は立膝の部の虎一足の古伝を思い出していただければ納得できるでしょう。

古伝神傳流秘書の英信流之事二本目「虎一足」
 左足を引き刀を逆に抜て留め扨打込ミ後前に同し

 古伝は打太刀の脛への抜き付けを仕太刀が後手に請け留めているのです。
 業附口伝では、仕打同時に抜き合わせる相打ちを意味しています。従って双方の間合いの中程で刀を合わせています。
 神傳流秘書の詰合を基に手附を解説された政岡壱實先生も「抜き合わせ留める」とされて相打ちの形になってしまっています。以下の先生方も同様です。
 更に気になるのはどの先生方も立膝に座した間合いが遠すぎ、抜き合せた切先が相手に届かないものばかりです。
 
 詰合之位の活字本を紹介しておきます。
河野百錬先生の昭和13年1938年発行
「無双直伝英信流居合道」

嶋専吉先生の昭和17年1942年発行
「無双直伝英信流居合術乾」

政岡壱實先生の昭和49年1974年発行
「無双直伝英信流居合兵法地之巻」

大田次吉先生の昭和55年1980年発行
「土佐英信流」

木村栄寿先生の昭和57年1982年発行
「林崎抜刀術兵法夢想神傳重信流傳書集及び業手付解説」

三谷義里先生の昭和61年1986年発行
「詳解居合無双直伝英信流」

 
 今回の古伝研究会は、神傳流秘書の詰合を原文を基に研究してみました。詰合を初めて稽古する人も、何度も演武された経験者も、師伝の異なる人も、一堂に会する稽古会ですからその理解度合には違いがあっても居合歴は皆さんそれなりにある様ですからすぐになっとくされておられました。
 古伝神傳流秘書の詰合全業十本を紐解きながらいくつもの解釈による業技法が繰り出せる事を理解していただき、古伝の仕組を味わっていただいたと思っています。
 剣術の形は演武会の見世物ではなかったはずです、白刃の下をかいくぐって来た先師の血と汗が籠っているものです。
 初歩的な動作から極意に至るまで、一つの形からいくつもの技が生み出されなければならないでしょう。
 「かたち」ばかりに拘らない古伝の教えを学んでみました。普段の稽古では見られない師伝との技の違いや、より難しい技を知り、知らない技が出来た時の嬉しさが笑顔となってあふれています。

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

その他のカテゴリー

介錯口伝・他・神妙剣 | 女剣士 | 居合兵法の和歌15-7 | 居合兵法極意巻秘訣15-6 | 居合兵法極意秘訣15-3 | 干支を読む | 幻を追ってその7 | 幻を追ってその8 | 幻を追ってその9 | 文化・芸術 | 旅行・地域 | 日記・コラム・つぶやき | 書を楽しむ | 曽田本その2を読むの2 | 曽田本その2を読むの3 | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く始めに | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く1抜刀心持引歌 | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く2居合兵法伝来 | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く3大森流居合之事 | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く4英信流居合之事 | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く5太刀打之事 | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く6坂橋流棒 | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く7重信流1詰合 | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く7重信流2大小詰 | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く7重信流3大小立詰 | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く8大剣取 | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く9抜刀心持之事 | 曽田本その1の1神傳流秘書原文1抜刀心持引歌 | 曽田本その1の1神傳流秘書原文始めに | 曽田本その1の1神傳流秘書原文2居合兵法伝来 | 曽田本その1の1神傳流秘書原文3大森流居合之事 | 曽田本その1の1神傳流秘書原文4英信流居合之事 | 曽田本その1の1神傳流秘書原文5太刀打之事 | 曽田本その1の1神傳流秘書原文6坂橋流棒原文 | 曽田本その1の1神傳流秘書原文7重信流1詰合 | 曽田本その1の1神傳流秘書原文7重信流2大小詰 | 曽田本その1の1神傳流秘書原文7重信流3大小立詰 | 曽田本その1の1神傳流秘書原文8大剣取 | 曽田本その1の1神傳流秘書原文9抜刀心持之事 | 曽田本その2を読む | 曽田本その2を読むの4 | 曽田本スクラップ土佐の居合 | 曽田本スクラップ居合 | 曽田本スクラップ戦時下 | 曽田本免許皆伝目録15-11 | 曽田本業附口伝15-10 | 曽田本神傳流秘書を読み解く | 曽田本神傳流秘書原文 | 白石元一居合術手引 | 神傳流秘書14-10英信流目録小太刀之位 | 神傳流秘書14-1序 | 神傳流秘書14-2引歌及び伝来 | 神傳流秘書14-3大森流・英信流・太刀打 | 神傳流秘書14-4棒 | 神傳流秘書14-5詰合 | 神傳流秘書14‐6大小詰・大小立詰 | 神傳流秘書14‐7大剣取 | 神傳流秘書14‐8抜刀心持之事 | 神傳流秘書14‐9夏原流和之事 | 秘歌之大事 | 稽古の日々 | 英信流居合目録秘訣15-4 | 英信流目録15-8 | | 道場訓