曽田本その1の1神傳流秘書原文4英信流居合之事

2016年12月16日 (金)

曽田本その1の1神傳流秘書原文4英信流居合之事10抜打

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
4、英信流居合之事
10)十本目抜打
抜打
 大森流の抜打二同之事也

読み
抜打(ぬきうち)
 大森流の抜打に同じ事也
大森流居合之事十一本目抜打
 坐して居る所を向より切て懸るを其のまゝ踏ん伸んで請流し打込ミ開いて納る尤も請流二非春此所筆二及ばず
読み
 座して居る所を向こうより切って懸るをそのまま 踏ん伸んで請け流し 打ち込み 開いて納める 尤も請け流しに非ず このところ筆に及ばず

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2016年12月14日 (水)

曽田本その1の1神傳流秘書原文4英信流居合之事9瀧落

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
4、英信流居合之事
9)九本目瀧落
瀧落
 刀の鞘と共二左の足を一拍子二出して抜て後を突き直ぐ二右の足を踏込ミ打込ミ開納る此事ハ後よりこじりをおっ取りたる処也故二抜時こじりを以て當心持有り
読み
瀧落(たきおとし)
 刀の鞘と共に左の足を一拍子に出して 抜きて後ろを突き 直に右の足を踏み込み打ち込み 開き納める 此の事は後ろより鐺をおっ取りたる処也 故に抜く時鐺を以って當てる心持ち有り
 

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2016年12月12日 (月)

曽田本その1の1神傳流秘書原文4英信流居合之事8波返

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
4、英信流居合之事
8)八本目波返
波返
 鱗返二同し後へ抜付打込ミ開き納る後へ廻ると脇へ廻ると計相違也
参考
鱗返
 「左脇へ廻り抜付打込ミ開き納る(秘書には岩浪と同し事を記しあり口伝口授のとき写し違へたるならん)」
読み
波返(なみかえし・浪返)
 鱗返に同じ後へ抜付け打込み開き納める 後へ廻ると脇へ廻るとばかりの相違也
 
 

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2016年12月10日 (土)

曽田本その1の1神傳流秘書原文4英信流居合之事7鱗返

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
4、英信流居合之事
7)七本目鱗返
鱗返
 左脇へ廻り抜付打込ミ開き納る
(秘書にハ岩波と同じ事を記しあり 口伝口授のとき写し違へたるならん 曽田メモ)
読み
鱗返(うろこかえし)
 左脇へ廻り抜打ち打ち込み開き納める
(秘書には岩浪と同じ事を記しあり 口伝口授のとき写し違えたるならん 曽田メモ)
 
 鱗返の手附は曽田先生が書き改めてメモされたという事です。
 参考に、細川義昌邸より借用されたという、木村栄寿先生の「林崎抜刀術兵法 夢想神傳重信流 傳書集及び業手付解説」では神傳流業手付の英信流抜刀之事「鱗返」
「右に向き居って左り廻りに向へ抜付左の足を引冠り打込み開き納る也」
細川本の読み
 「右に向き居って 左廻りに向うへ抜き付け 左の足を引き 冠り打込み 開き納るなり」
 曽田本の出処が不明なので比較すべきでは無い思いますが、曽田本も細川本も鱗返しの手附は鱗返では無い手附が記されていたのではないかと推察します。
 それは、文章の表現が、神傳流秘書の英信流居合之事とは雰囲気が違うと思われるからです。
 「右に向き居って・・」の書き出しですが、英信流居合之事(英信流抜刀之事)ではこのように座して居る我を正面に対して右向きであることをまず述べた業手付は有りません。
 「左廻りに向うへ抜き付け」という二節目の我が動作から敵の所在を我が右脇と想定させているのが基本です。
 次に「左廻りに向うへ抜き付け 左の足を引き 冠り打込み」では左足を引く時が敵に抜き付けてからの様に受け取れます。「左へ振り向きり 左の足を引き 向うへ抜き付け」が神傳流秘書の手附けの有り様と思います。
 この鱗返しの手附は、書写の時、間違えたまま伝わり、後世の者が書き写す際手直ししたと思われます。

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2016年12月 8日 (木)

曽田本その1の1神傳流秘書原文4英信流居合之事6岩浪

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
4、英信流居合之事
6)六本目岩浪
岩浪
 左へ振り向き左の足を引刀を抜左の手切先へ添へ右の膝の外より突膝の内に引後山下風の業に同

読み
岩浪(いわなみ)
 左へ振り向き 左の足を引き刀を抜 左の手切先へ添え 右の膝の外より突く 膝の内に引き 後山下風に同じ。  
 
 後山下風の業に同じ
 浮雲に同じ・・
参考
 後同前但足は右足也 浮雲と足は相違也
浮雲:・・抜付左の手を添へて敵を突倒春心尓て右の足上拍子に刀を春ねへ引切先を後へはね扨上へ冠り膝の外へ打込ミ後同前又刀を引て切先を後へはね春して取りて打込事も有
 切先を後へはね上へ冠り(膝の外へ打ち込み)後同前 又刀をはねずして取りて打込む事も有り
但足は右足也 浮雲と足は相違也

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2016年12月 6日 (火)

曽田本その1の1神傳流秘書原文4英信流居合之事5山下風

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
4、英信流居合之事
5)五本目山下風
山下風
 右へ振り向き右の足と右の手を柄と一所尓て打倒し抜付け後同前但足は右足也 浮雲と足は相違也
読み
山下風(やましたかぜ、やまおろし、おろし)
 右へ振り向き 右の足と右の手を柄と一緒にて打ち倒し 抜き付けあと同前 ただ足は右足也 浮雲と足は相違也

参考
 後同前但足は右足也 浮雲と足は相違也
浮雲:・・抜付左の手を添へて敵を突倒春心尓て右の足上拍子に刀を春ねへ引切先を後へはね扨上へ冠り膝の外へ打込ミ後同前又刀を引て切先を後へはね春して取りて打込事も有
 

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2016年12月 4日 (日)

曽田本その1の1神傳流秘書原文4英信流居合之事4浮雲

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
4、英信流居合之事
4)四本目浮雲
浮雲
 右へ振り向き足を踏みもぢ彳腰をひねる抜付左の手を添へて敵を突倒春心尓て右の足上拍子に刀を春ねへ引切先を後へはね扨上へ冠り膝の外へ打込ミ後同前又刀を引て切先を後へはね春して取りて打込事も有
読み
浮雲(うきぐも)
右へ振り向き足をふみもじ彳(踏み込んでとまる)腰をひねる 抜き付け左の手を添えて敵を突き倒す心にて 右の足上拍子に刀を脛へ引き切り 切先を後へ撥ね 扨 上へ冠り膝の外へ打ち込み 後同前 又 刀を引きて切先を後へ撥ねずして取りて打込む事も有り
彳は、ぎょうにんべんですがチャク、とかテキとかの読みがあります。意味は「ついと前に進み出る、少し歩いては止まること、佇む」などを意味します。
 
 

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2016年12月 2日 (金)

曽田本その1の1神傳流秘書原文4英信流居合之事3稲妻

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
4、英信流居合之事
3)三本目稲妻
稲妻
 左足を引き敵の切て懸る拳を拂ふて打込ミ後同前
読み
 稲妻(いなずま)
 左足を引き敵の切って懸る拳を拂うて打込み後前に同じ

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2016年11月30日 (水)

曽田本その1の1神傳流秘書原文4英信流居合之事2虎一足

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
4、英信流居合之事
2)二本目虎一足
虎一足
左足を引き刀を逆に抜て留め扨打込ミ後前に同し
*読み
虎一足(とらいっそく)
左足を引き刀を逆に抜て留め 扨 打込み 後前に同じ

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2016年11月28日 (月)

曽田本その1の1神傳流秘書原文4英信流居合之事1横雲

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
4、英信流居合之事
1)一本目横雲
横雲
 右足を向へ踏出し抜付打込ミ開き足を引て先に坐したる通りニして納る
読み
横雲(よこぐも)
 右足を向うへ踏み出し抜付け 打込み 開き足を引きて 先に坐したる通りにして納める

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